ドイツのシュレーダー前首相「世界規模で地球温暖化対策を」―上海市復旦大学

2007年5月20日、ドイツの前首相シュレーダー氏は、上海復旦大学で開かれた「復旦大学大使フォーラム」に招かれ、「グローバリゼーションの進む世界での和平展望」というテーマで英語の演説をおこなった。

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シュレーダー前首相は、地球温暖化対策は国際社会にとってもっとも早急に取り組まなければならない課題であると主張。「ここ12年間のうち11年も、過去の最高気温記録を更新しており、北極の氷も毎年8%ずつ溶けてなくなっている。現在世界で13億人が清潔な水を飲んでいないというこれらの事実を、地球からのS O S だと受けとめるべきだ。」と語った。***

地球温暖化と世界各地で頻発する異常気象は、国際社会にとって政治的脅威のみならず経済的脅威となると力説した同氏は、環境保護につながるエネルギー資源の開発やリサイクル活動に熱心なドイツの成功例を上げ、出席者たちの理解を求めた。（翻訳・編集/本郷智子）