Record China 2020年8月18日(火) 12時50分
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中国社会科学院の報告によると、中国は今後5年間で1.3億トンの食糧が不足する可能性があるようだ。
中国社会科学院の報告によると、中国は今後5年間で1.3億トンの食糧が不足する可能性があるようだ。17日付で仏国際放送局RFIの中国語版サイトなどが伝えた。
中国社会科学院が17日に発表した中国農村発展報告によると、第14次5カ年計画(2021~25年まで)の終わりには約1.3億トンの食糧が不足する可能性があり、このうち穀物の不足が約2500万トンになる見込みだという。
同報告では、25年までに中国の都市化率は65.5%に達し、農村からの流出人口は控えめに見ても8000万人以上になると予測。農業従事者の比率は約20%減少、農村部の60歳以上の人口比率は25.3%に達し、約1億2400万人になる見込みだという。
また、「現在、農村の発展は、農家による穀物栽培に対する積極性の欠如、農家の持続的な収入増の難度が増していること、農村部の高齢化が深刻なこと、農村部の生活に多くの不便があることなど、多くの矛盾や問題に直面しており、注視する必要がある」と指摘している。
記事は、「習近平(シー・ジンピン)主席が最近、飲食の浪費を制止するよう促す指示を出したため、中国の食糧問題が憂慮されているのではないかとの憶測が出ている」と説明。一方で、国家統計局の付凌暉(フー・リンホイ)報道官は14日、「中国は農業基礎を強固にし続けており、農業供給能力、機械化レベル、食糧生産の安定性は向上している」と否定したことを伝えた。(翻訳・編集/山中)
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