危険なホテルは自動車泥棒のアジト？―河北省石家荘市

2007年5月24日、河北省石家荘市で警察官と記者がホテルの警備員など30人に殴打される暴力事件があった。

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24日夕方、「国客大酒店というホテルに同じナンバープレートをつけた車が2台ある」と通報が入り、警察官2名がホテルを訪れた。車が停めてあるというホテルの裏庭へ向かったところ、10数人の男に行く手を阻まれた。***

騒ぎを聞いて駆けつけた記者が先へ進もうとしたところ、スーツを着たホテルのスタッフらしき男に止められ、突き飛ばされた。その様子をカメラマンが撮影していると、数十人の男がカメラマンを取り囲み、殴る蹴るの暴行を加えた。別の記者も男たちから暴力を受け、唇9針を縫う怪我を負った。

警察官2人が助けに行こうとしたが男たちに阻まれ、やむを得ず威嚇発砲したところ、今度は警察官が男たちに取り囲まれ暴行を受けた。無線が壊され、ピストルも危うく奪われるところだった。

事件後、暴行に加わった30数人のうち、ホテルの警備員8人を逮捕した。指示をしたと見られるホテルのスタッフと問題の車は姿を消していた。(翻訳・編集/藤野)