抗議殺到の安倍首相“土下座像”、制作者は断固反論「撤去する気はさらさらない」

Record China    2020年7月29日(水) 19時20分

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29日、韓国・平昌の韓国自生植物園に慰安婦像の前で安倍首相が土下座をしているかのような像が設置されたことが波紋を呼ぶ中、同植物園園長が「像を撤去する気はさらさらない」との考えを示した。写真は慰安婦像。

2020年7月29日、韓国・平昌の韓国自生植物園に慰安婦像の前で安倍晋三首相が土下座をしているかのような像が設置されたことが波紋を呼ぶ中、同植物園園長が「像を撤去する気はさらさらない」との考えを示した。

同植物園は25日にこの「永遠の贖罪像」をメディアに公開し、8月10日に一般公開すると発表した。これについて菅義偉官房長官は「国際儀礼上許されない。日韓関係に決定的な影響を与えることになる」と反発。韓国外交部報道官も「外国の指導者クラスの要人に対し、国際儀礼を考慮することが必要」と懸念を示した。日韓のネット上でも「幼稚な行動だ」「外交的欠礼に当たる」「日韓関係にマイナスな影響を及ぼす」など否定的な声が上がっている。また、同植物園にも抗議の電話が相次いでおり、その多くが日韓関係の悪化を懸念する内容だという。

しかし、中央日報など複数の韓国メディアによると、像を制作・設置した同植物園園長は「像の撤去はあり得ないこと。撤去する計画もない」との考えを示し、「個人的なことであり、政府や外部機関が不満を示すのは理解できない」と批判した。さらに「この像の男性が安倍首相だとは一度も言っていない」とし、「像を撤去したいなら私を先に撤去せよ」と話しているという。ただ、像をめぐり賛否の論争が起きていることを受け、10月に行う予定だった除幕式は中止にしたという。(翻訳・編集/堂本

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