「半沢直樹」のオフィスから急に国旗が消えた、中国への配慮か?台湾ネットでは不満の声

Record China    2020年7月28日(火) 19時20分

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TBS日曜劇場のドラマ「半沢直樹」で、第1話に登場した中華民国国旗を含む各国の国旗が、後日放送されたプレイバック版や第2話では姿を消しており、中国の視聴者への配慮ではないかと台湾メディアが報じている。

TBS日曜劇場のドラマ「半沢直樹」で、第1話に登場した中華民国国旗を含む各国の国旗が、後日放送されたプレイバック版や第2話では姿を消しており、「中国の視聴者への配慮ではないか」と台湾メディアが報じている。

中華圏でも大きな話題を呼んだ前作から7年を経て、ドラマ「半沢直樹」続編が今月19日から放送をスタートした。第1話では、主人公・半沢直樹が勤務する銀行のオフィス内に、世界23カ国・地域の株価を示す電光掲示板が登場し、それぞれの国旗が示されていた。しかし、26日に放送された第1話のプレイバック版や第2話ではこの表示が消滅。なお、電光掲示板の中には台湾と中華民国国旗・青天白日旗も表示されていた。

第1話の放送直後から台湾のネット上では、この電光掲示板が話題になり、「中国で騒ぎになるのでは」と予想するコメントが相次いだ。この予想通り、放送後には中国のネット上で「一つの中国」を主張する人から「中国は少しも欠けてはならない」のスローガンと共に不満を示す声が上がり、「半沢直樹」を配信する動画サービス「人人視頻」ではこのほど、前作および続編の配信を急きょ中止に。ドラマを楽しみにしていた中国の視聴者の間で悲しみの声が広がっている。

トラブルの火種を回避するためと思われる国旗消滅について台湾のネットユーザーからは、「一度は放送してしまったものを、続話で慌てて消しても意味がない」「TBSはガッツが足りない」「制作したテレビ局自身が、半沢直樹の不屈の精神を持っていないのは問題だ」などと、局側の措置に対して不満を示す声が多く上がっている。(Mathilda

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