中国政府、旧日本軍の捕虜施設に海外メディアを招待、国際社会へのアピール強める―韓国メディア

Record China    2014年1月17日(金) 15時22分

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17日、韓国・朝鮮日報(中国語版)によると、中国政府は16日、第2次世界大戦期に旧日本軍が欧米人捕虜を収容した施設や「九・一八歴史博物館」に海外メディアを招待した。写真は第2次世界大戦最後の激戦地とされる虎頭要塞跡地。

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2014年1月17日、韓国・朝鮮日報(中国語版)によると、中国政府は16日、第2次世界大戦期に旧日本軍が欧米人捕虜を収容した施設や「九・一八歴史博物館」に海外メディアを招待した。

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参加したのは日本、韓国、英国、スペイン、インド、シンガポールの6カ国の記者ら38人。このうち、韓国と日本の記者がそれぞれ16人、15人を占め、欧州からは英国、スペインの記者が1人ずつのみだった。

中国の解説員は「収容所には米国、英国、カナダ、豪州、オランダ、フランスの捕虜約2000人が収容されていた。旧日本軍は細菌兵器を開発し、連合軍捕虜で実験した」などと説明した。

中国は2006年、日本軍の細菌戦部隊である731部隊が、同収容所の米軍捕虜に細菌を投与し、少なくとも300人余りの死者が出た、とする日本軍の機密資料を公開している。また、昨年の安倍首相の靖国神社参拝以降、中国の32人の大使が現地メディアに日本を非難する文章を寄稿し、当局は日本による残虐行為の証拠資料を相次いで公開している。

同行したある日本人記者は「中国が外国人記者をここに連れてきたのは、日本との歴史論争を国際的にアピールするため」と指摘し、「ここに来たのは中国が世論戦をどのように展開するのかを見るため」と話した。(翻訳・編集/北田

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