史上最悪の性犯罪が卵泥棒と同じ量刑…?韓国の判決を世界が一斉批判、韓国ネットは赤面

Record China    2020年7月8日(水) 22時20分

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7日、韓国・イーデイリーによると、ソウル高裁が、世界最大規模の児童ポルノサイトを運営していたソン・ジョンウさんに対する米国の犯罪人引き渡し要請を拒否した。資料写真(撮影:Daniel Bone)。

2020年7月7日、韓国・イーデイリーによると、韓国のソウル高裁が、世界最大規模の児童ポルノサイト「ウェルカム・トゥ・ビデオ」(Welcome to Video)を運営していたソン・ジョンウさんに対する米国の犯罪人引き渡し要請を拒否した。これを海外メディアが一斉に批判的に報じている。

記事によると、米ニューヨークタイムズは6日、ソウル高裁の決定について「米国への引き渡しが性犯罪抑制につながると期待していた韓国の児童ポルノ反対団体を大きく失望させた」とし、「『ウェルカム・トゥ・ビデオ』を利用した米国人は懲役5~15年を宣告されたが、ソンさんはたった1年半で解放された」と伝えた。

英BBCのローラ・ビーカーソウル特派員は自身のSNSに「韓国検察は、空腹のあまり卵18個を盗んだ男に1年6カ月の実刑を求刑したが、これは世界最大の児童ポルノサイトを運営したソン・ジョンウと同じ量刑だ」と指摘したという。ビーカー特派員が言及したのは、今年3月に新型コロナウイルス事態の影響で仕事を失ったソウル近郊に住む40代の男が、10日以上の絶食の末に卵18個を盗んだ事件のこと。検察はこの男に対し、「窃盗の前科がある」との理由で懲役1年6カ月を求刑していた。

ソウル高裁は同日、「『ウェルカム・トゥ・ビデオ』をめぐる児童・青少年の性搾取物に関する捜査が韓国内で進行中であるため、米国に引き渡すと捜査に支障をきたす可能性がある」との理由でソンさんの引き渡しを不許可とした。

ソンさんは特殊なブラウザを利用しなければ接続できない「ダークウェブ」で「ウェルカム・トゥ・ビデオ」を運営し、児童・青少年の性搾取物を流通させた容疑で2018年3月に逮捕、起訴された。「韓国史上最悪の性犯罪」との言われていたが、1審では懲役2年に執行猶予3年が宣告され、2審では懲役1年6カ月の実刑が宣告された。

これを見た韓国のネットユーザーからも「児童ポルノを見た人が15年で、それで儲けた人が1年半。そんなことあり得るの?」「韓国社会に裁判官は本当に必要か?。高い年収をもらってそんな判決を出しているなんて。AIの方がはるかに優秀だ」と驚く声が上がっている。

また「本当に恥ずかしい」「韓国は裁判官が犯罪者を養成し、犯罪を勧める国だ。世界中に笑われている」「ついに国際的に恥をかくことになった。法整備を始めるときだ」などと嘆く声も。

その他にも「性犯罪者たちは裁判官とこの国に感謝しているだろう」「裁判官も一緒に米国に送ってしまいたい」などの声が上がっている。(翻訳・編集/堂本

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