2020年6月29日、韓国・聯合ニュースによると、先進7カ国首脳会議（G7サミット）にロシアや韓国などを加える米国の構想に日本が反対の意向を伝えたことについて、韓国大統領府が「恥知らずだ」と強く批判した。

記事によると、韓国大統領府関係者は「隣国に害を与えることに慣れている日本の過ちを認めず、反省しない一貫した態度にはもう驚きもしない」とし、「日本の恥知らずのレベルは世界最上位だ」と批判した。また「国際社会、特に先進国は日本のレベルをよく分かっているため、（G7拡大構想に）影響はないとみている」と強調したという。

記事は、大統領府の強硬な立場表明の背景について、「日本がG7拡大反対のみならず、兪明希（ユ・ミョンヒ）産業通商資源部通商交渉本部長の世界貿易機関（WTO）事務局長選出馬に対してもけん制するような態度を見せているため警告したようだ」と説明。「日本が過去の歴史問題で反省する態度を見せないことも一因とみられる」と報じている。

韓国政府はこのほど、日本で一般公開された軍艦島などを含む「明治日本の産業革命遺産」に関する情報センターをめぐり、「朝鮮半島出身者の強制徴用を否定する資料が展示されている」と指摘し、「世界文化遺産登録時の約束が守られていない」と抗議していた。

韓国のネットユーザーからは「気分がすっきりした」「正確な指摘だ」と支持する声が上がっている。

また、「韓国もこんな北朝鮮みたいな強い言葉を使えたんだね（笑）」「まるで金正恩（キム・ジョンウン）委員長のような言葉使い」「韓国大統領府がどんどん北朝鮮化している」と驚く声も数多く上がっている。

その他、「北朝鮮に冷たくされたからって日本に腹いせ？」「日本政府も韓国政府もしていることはほぼ同じレベルだ。隣国として仲良く暮せないものか？」「日本が反対するのは当然。日韓関係は冷え切っているんだから」「新型コロナウイルス感染再拡大で批判されているから反日でごまかす作戦？」などの声も寄せられている。（翻訳・編集/堂本）