Record China 2007年5月21日(月) 11時57分
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2007年5月19日、山東省済南市に自称「山東省接待用たばこ」が登場した。政府の名を借りた販売促進は宣伝効果も絶大かと思いきや、役人とメーカーの不適切な関係を臭わす結果に。写真は中国の代表的高級タバコ「中華」。
2007年5月19日、山東省済南市に自称「山東省接待用たばこ」が登場し、議論を呼んでいる。東方早報が報じた。このタバコは山東将軍煙草グループが製造した高級タバコで、1カートン500元(約7500円)の高値で販売されている。問題はこのタバコの図柄に同省の公文書が堂々と印刷されており、あたかも省政府の「御用達」に見える点だ。
広告のポスターにもでかでかと「接待用」の文字が踊り、さらにはご丁寧に公印まで押された同省委員会発行の「この商品を接待用タバコと認める」文書まで印刷されている。政府の名を借りた販売促進は宣伝効果も絶大かと思われるが、逆に役人とメーカーの不適切な関係を臭わす結果となっている。
ここ数年、国の地方産業保護政策により地方政府の公的活動では極力、地元商品を使ったり、地元レストランやホテルを利用するよう指導されている。この動きを逆手に取ったのが抜け目のない経営者たちで、政府とのつながりができるが早いか「政府御用達」の看板を掲げ、今ではどこを見ても「御用達」で溢れかえる。役人側は、「御用達」に何の基準もないため規制のしようがないと開き直るが、実のところメーカーとの関係を明らかにできない事情があるに違いないと憶測を呼ぶばかりだ。(翻訳編集・WF)
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