「模範国」のうち韓国だけが感染再拡大、原因は?=韓国ネット「比較にならない」

Record China    2020年6月10日(水) 12時20分

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9日、韓国・マネートゥデイは、韓国は新型コロナウイルスを日常生活の中で拡大させない「生活防疫」への移行が早過ぎたために、再び感染拡大を招いたとの指摘が出ていると伝えた。写真はソウル。

2020年6月9日、韓国・マネートゥデイは、韓国は新型コロナウイルスを日常生活の中で拡大させない「生活防疫」への移行が早過ぎたために、再び感染拡大を招いたとの指摘が出ていると伝えた。

韓国の疾病管理本部中央防疫対策本部によると、9日現在、韓国の新たな感染者は38人で、首都圏(33人)に集中している。ソウルの感染者は同日に1000人を超えており、首都圏中心の拡大が続いているという。

記事は「韓国と並び『防疫模範国』と呼ばれたニュージーランドと台湾は『コロナ終息』の段階に入っている」とし、「防疫成功の秘訣(ひけつ)は『継続的な政策の推進』だ。新たな感染者が出ていない状況でも、警戒段階を容易には引き下げず段階ごとに封鎖政策を緩和するなど、慎重に動いていた」と説明している。

一方、韓国については「政策が混乱している」としている。韓国は警戒レベルが最高レベルの「深刻」であっても、経済問題を理由に「社会的距離の確保」措置から「生活防疫」に移行したという。その結果、「社会的距離の確保」期間には新規感染者が大幅に減少したが、「生活防疫」になってからは爆発的に増加したと指摘。梨泰院(イテウォン)のクラブや物流センターでの集団感染も発生し、毎日のように30~50人の新たな感染者が出たと伝えている。

専門家は「早過ぎた生活防疫への移行が、新たな感染拡大を招いた」「無理な移行が被害をより大きくした」と指摘しており、首都圏だけでも再度「社会的距離の確保」を施行して、これ以上の拡大を防ぐべきだと提言しているという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「島で人口密度も低い国とは比較にならない」「ニュージーランドは1平方キロ当たりの人口密度が15人、韓国は515人だ」「ニュージーランドは飛行機が飛んでない、EMSも駄目、外国人を1人も入れず、国を完全に封鎖した。韓国が同じことをしたら大騒ぎしただろうに、何を言っているのか」など、「そもそも比較にならない」との指摘や、「もし韓国が同じように外出禁止にしていたら、メディアが黙っていただろうか?」「死にそうだと騒ぐからちょっと緩めてやったのに、今度はなぜ緩めたのかと文句を言うんだな」などのメディア批判が多数寄せられている。

ニュージーランド在住者だというユーザーからも「7週間のロックダウンの効果だよ。500万人ほどの全国民が家から一歩も出られなくなった。韓国は狭い国土に5000万人以上がいて、ロックダウンもせずにいたのに、比較になるとでも?」とのコメントが寄せられていたほか、「治療薬もワクチンもないのに、終息なんてする?」「今この状況で、終息宣言できる国なんてあるの?」などの声も上がっていた。(翻訳・編集/麻江)

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