米人種差別抗議デモの成果は上々―仏メディア

Record China    2020年6月8日(月) 7時40分

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7日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、米国で発生した人種差別抗議デモについて、「大きな成果を上げている」とする記事を掲載した。写真はリッチモンド市にあるリー将軍像。

2020年6月7日、仏国際放送局RFIの中国語版サイトは、米国で発生した人種差別抗議デモについて、「大きな成果を上げている」とする記事を掲載した。

記事は、ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官によって拘束死させられたことで、全米で抗議デモが発生したが、事件から1週間以上が経過し、大きな成果を上げていると指摘。この成果は、暴徒による店からの商品略奪が一部に留まったことだけではないとした。

その例として、首都ワシントンでは毎日のようにホワイトハウスや国会付近で抗議活動が行われていると紹介。ワシントンのバウザー市長が5日、ホワイトハウス前の16thストリートの名称を、黒人に対する警察暴力に抗議するスローガンである「Black Lives Matter」(黒人の命は大事)プラザに変更したと伝えた。

記事によると、この通りには約100メートルにわたって「Black Lives Matter」と書かれており、バウザー市長は、この名称の変更により黒人の命に対する関心を高め、米国をより公平な国にすることができるとしている。

記事はまた、バージニア州リッチモンド市にはロバート・リー将軍の像があるが、リー将軍は南北戦争の南軍司令官で、この像は「白人至上主義」と「奴隷制」の象徴とされてきたと紹介。最近、バージニア州のノーサム知事はこのリー将軍の像を撤去することを決定し、リー将軍の子孫も撤去に同意していると伝えた。

その他、サンフランシスコ市のロンドン・ブリード市長は、来年の会計年度では警察への予算の一部を黒人コミュニティへの援助に変更すると発表したと紹介した。

記事によると、18年から19年の会計年度における警察の予算は6億2980万元(約97億5000万円)で、19年から20年の予算は6億9570万元(約107億7000万円)に増加していた。今回の予算削減によって警察の年度予算は6億9230万元(約107億1600万円)に減少するという。(翻訳・編集/山中)

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