靖国神社は罪と挑発の象徴だった…ある中国人記者の靖国神社に関する印象―英メディア

Record China    2013年12月29日(日) 9時40分

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27日、BBC中国語サイトは中国人記者・劉海寧氏のコラム「ある中国人記者の靖国神社に関する印象」を掲載した。実際に靖国神社を訪ねた印象をつづっている。

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2013年12月27日、BBC中国語サイトは中国人記者・劉海寧(リウ・ハイニン)氏のコラム「ある中国人記者の靖国神社に関する印象」を掲載した。

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安倍晋三首相は7年ぶりに靖国神社を参拝した首相となった。だがこの行動について中国市民はとくに驚きを見せていない。参拝、叱責、関係冷却、訪問中止、交流再開…靖国神社をめぐる一連の事件は、同じ事が繰り返される危険なゲームとなっている。

私の印象では靖国神社はずっと罪、挑発といった言葉とともにある存在だった。それは私が幼い頃から受けてきた教育と関係しているかもしれない。しかし実際に訪れてみた第一印象は「平和」だった。少なくとも表面上は静かで神聖なムードが漂っていた。

とはいえA級戦犯14人を含む1000人以上もの戦犯が祭られ参拝されているかと思えば、中国人ならば誰でも靖国神社を訪問したことの意味を見つめ直さざるを得ない。

靖国神社は単独の問題ではない。尖閣諸島、戦争の謝罪、さらには南京大虐殺の死者数など日中間の火種は山のようにある。安倍首相が靖国神社を参拝したことで中国人の愛国心が刺激され、2005年や去年のような反日デモが繰り返されるのではないか。そう懸念する声も上がっている。

現時点では中国の街もソーシャルメディアも落ち着いている。あるいは大気汚染と不動産価格高騰の懸念が重くのしかかっている一般の中国人にとって、日本という面倒な隣人にかかわっているヒマはないのかもしれない。(翻訳・編集/KT)

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