Record China 2007年5月19日(土) 22時18分
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2007年5月10日、河南省焦作市にて黄河を横断するトンネル工事が開始された。これは中国政府が1950年代から構想していた水利計画「南水北調プロジェクト」の鍵となる大工事である。
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2007年5月10日、河南省焦作市では黄河を横断するトンネル工事が始まった。黄河の地下を掘り進めるシールドマシーンが、地下54mの深さまで運ばれたのである。このシールドマシーンが正式に稼動するのは6月5日の予定。
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「南水北調プロジェクト」は1950年代から中国政府が構想を練っていた利水計画で、水量豊かな長江の水を西北地区および華北地区に安定供給することを目的としている。***
今回の黄河横断トンネル工事は、プロジェクトのなかでも「中央ライン」と呼ばれ、北京市や天津市を含む華北地区に生活用水・飲料水・工業用水・農業用水などを供給するためのもの。
河南省鄭州市の西約30キロの場所にある狐柏山嘴湾からトンネルは黄河の下をくぐる。トンネルの北側出口は河南省焦作市温県、南側出口は河南省鄭州市エイ陽県で総距離19.3km、2010年3月竣工予定である。(翻訳/編集本郷智子)
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