新型コロナウイルスのワクチンが来年3月についに登場?―中国メディア

Record China    2020年5月27日(水) 10時50分

拡大

26日、科普中国は新型コロナウイルスのワクチンが来年3月に登場する可能性に言及した。写真は武漢。

2020年5月26日、中国科学技術出版社が運営するサイト・科普中国の微信アカウントは新型コロナウイルスワクチンが来年3月に登場する可能性に言及した。

新型コロナウイルスのワクチンについて、上海復旦大学付属の華山病院感染科部長で、上海市新型肺炎医療救助専門家グループ長を務める張文宏(ジャン・ウェンホン)教授は、開発が非常に順調に進むならば、来年3月には実用化に成功したワクチンが登場する可能性があるとしたが、その効果は現時点では未知数だという。

張氏は、新型コロナウイルス流行の解決においてワクチンは非常に有効な手段となるが、3回にわたる臨床結果が出て、ワクチンが世界中で十分な量が供給されて普及するまでには、まだまだ時間が必要であり、現時点では来年末以降になるのではないかと見ている。

全国政治協商会議の委員を務める中国疾病予防抑止センターの高福(ガオ・フー)主任は、ワクチンの開発は通常1年半から2年もの長い時間を要するが、それは「安全、効果性、品質管理」の三つの条件を満たす必要があるからだと説明。新型コロナウイルスの流行への緊急対応が求められている現状について、「現在、ワクチンの安全性は及第点に達しており、今年末には一部の特殊患者集団に対してワクチンの投与を開始したい」と意気込みを語った。

世界保健機関(WHO)のデータによると、世界の新型コロナウイルスの新規感染者数は現在、1日当たり約10万人のペースで増加しており、死者は累計34万人超となった。新型コロナウイルスの特効薬やワクチンの登場を世界中の人々が待ちわびている。(翻訳・編集/高橋)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携