韓国の成人200万人が「基本的な読み・書き・計算ができない」=韓国ネット「深刻」「他国と比べたら…」

Record China    2021年9月9日(木) 7時20分

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7日、韓国・YTNによると、韓国の成人のうち約200万人が日常生活に必要な基本的な読み・書き・計算ができないという調査結果が発表された。写真は韓国。

2021年9月7日、韓国・YTNによると、韓国の成人のうち約200万人が日常生活に必要な基本的な読み・書き・計算ができないという調査結果が発表された。

記事によると、韓国の教育部と国家生涯教育振興院は同日、韓国の成人を対象に基礎識字能力レベルを調査した結果を発表した。調査は昨年10月から今年1月まで、韓国に居住する満18歳以上の成人男女1万429人を対象に行われた。

基本的な読み、書き、計算ができない成人非識字者は成人人口全体の4.5%にあたる約200万1000人に上った。2017年に行われた前回調査の結果(7.2%)と比べると2.7%の減少となった。

識字能力は年齢が高い人、ひと月の世界所得が低い人、学力が低い人、農山漁村に居住している人ほど低い傾向にあった。複数の要因のうち、学力別とひと月の世帯所得別で識字能力の格差が最も大きかったという。

この結果を受け、兪銀恵(ユ・ウンヘ)教育部長官は「識字学習者が文字を通じて世界と意思疎通を図り、幸せな人生を送れるよう十分な支援を行うと同時に、技術・社会の変化に合わせてデジタル・メディア識字の領域まで支援を拡大させていく」と話したという。

韓国のネットユーザーからは「最近は自分の名前を漢字で書けない若者が多い」「最近の若者には時計の針が読めない人も多く、さらに彼らはそれを当然と考えていると聞いて衝撃だった」「文字が読めても意味が分からないという若者の実質的非識字が本当に深刻」など若者の現状を憂慮する声が数多く上がっている。

一方で「80代以上の人は仕方ない。それに国際結婚をして間もない韓国語が拙い帰化者もいる。そんなに心配することじゃない」「他の国と比較してみなよ。韓国はまだましな方」と楽観的な声も。

その他「どこの国にも非識字者はいるが、彼らの生活を支援できる福祉サービスが整っている国では問題視されない」「それよりもまずは、お年寄りも若者も人間性の教育を強化してほしい」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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