王毅外交部長は13日に北京で、上海協力機構（SCO）外相テレビ会議に参加しました。会議は今年の議長国を務めるロシアのラブロフ外相が主宰し、メンバー国の外相やSCO事務局長、各地域のテロ取り締まり機構執行委員会主任などが出席しました。

　王外交部長は、「現在、新型コロナウイルスによる肺炎が世界に広がる中、上海協力機構諸国は人類運命共同体の理念を掲げて、団結と協力を深め、いち早く感染症を効果的に食い止め、経済や社会の回復に上海協力機構諸国の力を貢献していく」と表しました。

　王外交部長はまた、「疫病との戦いの政治化、ウイルスのラベル化、特定の国への汚名化に反対し、科学と理性、客観と真実、そして公正とバランスを堅持するべきである」と呼びかけました。

　会議に参加した上海協力機構諸国は、「国際社会が多国主義を堅持し、国連のリーダーシップと協調力を発揮させ、手を携えて疫病と戦っていく」と強調しました。

　今回の会議では、「上海協力機構諸国の外相による新型コロナウイルスへの対応に関する声明」を採択しました。(張、星)