2013年12月13日、ジョン・ウー（呉宇森）監督の最新作「THE CROSSING」（中国語タイトル：太平輪）の台湾ロケで、韓国人女優ソン・ヘギョの姿が見られた。捜狐網が伝えた。

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「レッドクリフ」などで知られる香港のジョン・ウー監督の最新作「THE CROSSING」は来年公開の予定。“中国版タイタニック”と呼ばれる大型客船・太平輪号の沈没を描くもの。太平輪号は1949年1月27日、上海から台湾に向かう海上で貨物船と衝突し沈没。乗員・乗客932人が犠牲となっている。

現在、台北市内でロケが進行中。その現場に13日、メーンキャストの1人で韓国人女優のソン・ヘギョが登場した。彼女が演じるのは、上海の富豪令嬢役。撮影現場に現れた姿は上品なトレンチコート姿で、優雅な雰囲気を醸し出していた。

ソン・ヘギョ演じる富豪令嬢は、ホアン・シャオミン（黄暁明）が演じる国民党のエリート兵士と恋に落ちて結婚。戦火の中で彼女だけ台湾へ逃亡、夫は戦死する。このほか、金城武が演じるのは日本軍で軍医として働いていた台湾人医学生。長澤まさみが演じる日本人女性・志村雅子と恋に落ちる。

中華圏でも人気と知名度の高いソン・ヘギョは、ウォン・カーウァイ（王家衛）監督「グランド・マスター」に続き、中華圏の巨匠作品に出演。「グランド・マスター」ではトニー・レオン（梁朝偉）演じる主人公の妻役だったが、出演シーンはわずか6分のみ。ヒロインの座を女優チャン・ツィイー（章子怡）に譲っている。それだけに、今回はリベンジできるかどうか注目されている。（翻訳・編集/Mathilda）