韓国、97%が首都圏での感染者、病床数も急減=再拡大にネット批判「防疫失敗認めよ」

Record China    2020年6月12日(金) 17時40分

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11日、韓国・MBCによると、新型コロナウイルスの感染が再拡大している同国で、今月に入って新規感染者はこれまでに426人となり、このうち97%の412人が首都圏で確認された。

2020年6月11日、韓国・MBCによると、新型コロナウイルスの感染が再拡大している同国で、今月に入って新規感染者はこれまでに426人となり、このうち97%の412人が首都圏で確認された。

記事によると、同日発表された新規感染者は45人で、海外渡航歴がない人に限ると全員がソウルや近郊の仁川(インチョン)、京畿(キョンギ)といった首都圏の在住者だった。

治療中の患者数も1000人を超え、首都圏の病院では、空き病床数が急減しているという。感染拡大が速く、防疫当局も対応に限界を感じているといい、中央防疫対策本部のクォン・ジュンウク副本部長は、「発生した感染を、われわれが追い掛けて把握しているような状況」と話している。

防疫当局は、先月29日から今月14日まで、首都圏において公共施設の閉鎖や、遊興施設の利用自粛を呼び掛けるなど防疫強化措置を取ってきたが、感染拡大が収まらないため、こうした措置を継続することも検討しているという。

このニュースに、韓国のネットユーザーからは、「もう一度防疫措置を強化しよう」「(以前の)『社会的距離を置く』体制に戻すべきだ」「頼むからマスクを着けて歩いて」などといった声が上がり、警戒が強まっている。

一方、「ワクチンができなければ、防疫対策を行ったとしても限界がある」「もうマスクを毎日着けるのがしんどい」といったコメントも。

また13日には、全国593の試験会場で、総勢約24万人が受験予定の地方公務員試験が実施されることから、感染拡大を心配して「何事もなく終わってほしい」といった声も上がっている。

その他、韓国政府はこれまで「K防疫」と称し感染対策の成功をアピールしてきたが、再び感染が拡大している状況に、「自画自賛だった?」「政府は防疫の失敗を早く認めて対策を取るべきだ」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/関)

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