戦争を起こさずに静かに影響力を拡大する中国の“囲碁戦略”―米メディア

Record China    2013年12月12日(木) 9時55分

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11日、参考消息網は記事「中国は“囲碁戦略”でアジア太平洋における米国の影響力を削減」を掲載した。直接対策を避けつつ静かに影響力を伸ばし、アジアにおける米国の力を弱めているという。資料写真。

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2013年12月11日、参考消息網は記事「中国は“囲碁戦略”でアジア太平洋における米国の影響力を削減」を掲載した。

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9日、米ブルームバーグは習近平(シー・ジンピン)政権の外交戦略に関する記事を掲載した。中国の戦略は斬新的に影響力を拡大し、アジアにおける米国の影響力を弱めることにある。それと同時に米国が約束を守るのか、米国の同盟国に疑念を抱かせる狙いがあるという。

カーネギー国際平和基金のアジア・プログラムを担当するダグラス・パール氏は中国が“囲碁戦略”を実施していると指摘する。囲碁は直接的な暴力を振るったりせず、また相手の暴力的な反応を引き出さないようにしつつ、しかしゆっくりと自分の影響力を拡大させていくゲームだ。中国も囲碁同様の外交戦略を展開しているという。

一方、オーストラリア国立大学のヒュー・ホワイト教授は、中国の行動は「40年間にわたり続いた米国のアジア統治という秩序への挑戦」という明確なメッセージだと分析している。

もっとも中国の狙いがどうであれ、米国の態度もはっきりとしている。オバマ大統領が打ちだしたアジアへの帰還戦略に従い、米国はより多くの偵察機を日本に派遣し、グアムのミサイル防衛システムを強化するだろう。先日、中国を訪問したバイデン副大統領も、アジアへの帰還戦略を転換することはないと明確に打ちだしている。(翻訳・編集/KT)

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