保護動物のアネハヅル21羽が中毒死―新疆ウイグル自治区

Record China    2007年5月17日(木) 9時23分

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2007年5月14日、新疆ウイグル自治区の貯水池でアネハヅル21羽が中毒死していたことがわかった。鳥インフルエンザではないかと心配する声もあったが、解剖検査の結果、害虫駆除用のコムギを誤って食べたことによる中毒死であることが判明した。

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2007年5月14日、新疆ウイグル自治区ボルタラ・モンゴル自治州温泉県の貯水池でアネハヅル21羽が中毒死していたことがわかった。

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14日昼ごろ、「温泉県の貯水池でツルが大量に死んでいる」と村民から通報があり、現地の林業部門と獣医が現場へ向かった。貯水池付近に32羽のアネハヅルが倒れており、うち21羽の死亡が確認された。

鳥インフルエンザではないかと心配する声もあったが、解剖検査の結果、中毒死であることが判明した。死亡したアネハヅルの胃の中から大量のコムギが見つかり、現地の村民に話を聞いたところ、これは害虫駆除のために貯水池近くの畑で撒いている毒性のある種子だという。アネハヅルが畑でこれを誤って食べ、中毒を起こしたものと見られる。5月は繁殖期で、貯水池付近には100羽のアネハヅルが生息していた。

アネハヅルはツル科の中で最も小さく、全長70〜95cm。中国では国家第二類保護動物に指定されている。ユーラシア大陸の中央部、中国では新疆ウイグル自治区や黒龍江省西部などで繁殖し、北東アフリカやインドなどで越冬する渡り鳥として知られている。(翻訳/編集・藤野)

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