ネットショップの新商売「罵倒サービス」=罵られた客が本気で怒り出すことも―中国メディア

Record China    2013年12月4日(水) 21時27分

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3日、中国の大手ショッピングサイト・淘宝網(タオバオ)に出店している複数のネットショップが最近、顧客のニーズに合わせて「罵倒」してくれる(あるいは罵倒させてくれる)という新サービスを展開している。

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2013年12月3日、中国の大手ショッピングサイト・淘宝網(タオバオ)に出店している複数のネットショップが最近、顧客のニーズに合わせて「罵倒」してくれる(あるいは罵倒させてくれる)という新サービスを展開している。罵倒する相手は自由に選べるが、わざわざお金を払って自分を罵ってもらう客も少なくないようだ。「罵倒される」サービスを利用した客の一部は、「とても刺激的」と評価している。一部の「罵倒サービス」専門店は、かなりの販売実績を残しており、タオバオ「12月12日(双十ニ)」販促キャンペーンにも参加するという。北京青年報が伝えた。 

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▼「罵倒サービス専門店」の店主の話

我々が提供しているサービスは、基本的に「他人を罵倒することでストレスを発散させる」ものだ。タオバオには、同じようなサービスを提供している店が今では少なくない。基本的なサービス内容は、通信ツールやサービス料金が少し異なるだけで、どの店もほぼ同じだろう。主に、音声による罵倒、電話での罵倒、文字による罵倒がある。時には、お金を払って自分が罵倒されることを選ぶケースもある。

文字による罵倒は、1回5分につき2元(約34円)。QQ・ショートメッセージを利用した場合は、1元(約17円)プラスされる。電話や音声による罵倒は、料金が上がり、5分につき10元(約170円)。10分を超過した場合の追加料金は割安になる。

▼一部の店では、リピーターに対して「1カ月100元(約1700円)罵り放題」という優待価格も

店主によると、罵倒サービスの料金は先払い制だ。料金を支払う前に、「誰が誰を罵るのか」について、客と店との間で合意ができていないといけない。このサービスは、(1)店側が客を罵倒する (2)客と店側が互いに罵倒しあう (3)客が店側を罵倒する、の3種類がある。客のニーズにより、店側がロールプレイを行う場合もある。店側は、客が罵りたいと思う相手になりすまし、求められる役割を演じ、客に罵られるという訳だ。

店主はまた、「我々のサービスはかなりユニークなものだ。サービスを行う前に料金を払ってもらい、好評を得なければならない。そうしないと、罵られて本当に怒り出した客が途中でネット接続をオフにして、サービス代金を払わない、という事態に陥りやすい。お客様は、我々に対する本当の評価を『追加コメント』で投稿できる」としたほか、「料金の支払い以外に注意すべきは、このようなサービスを行う前には、客と店主がトラブル発生を避けるために、良識的な『最低ライン』を確認し合う必要があるという点だ。 時には、店主があまりにも辛辣に罵ったため、客が態度を豹変させるという場合もある。これは、不可侵領域について事前に合意していなかったために生じる」と語った。

罵倒サービスを取り扱う店の中には、このようなサービスを、「罵倒」「代理罵倒」などダイレクトな名前で売っている店もある一方で、「オンライン・パートタイムサービス」と名売って、各種サービスのひとつとして提供している店もある。「オンライン・パートタイムサービス」には、人を罵倒する以外に、「(飲み会や接待などの)代理拒絶」「代理告白」などユニークなサービスもある。

▼衰えない「代理罵倒サービス」人気

お金を払って罵る・罵られるほか、お金を払って店側に「第三者」を罵ってもらうというニーズもある。よく売れている5つの店舗に、「第三者を罵倒するサービスを取り扱っているかどうか」と尋ねたところ、5店のうち3店は、「取り扱っている」と答え、ツールは文字も音声も可能という。

ある店舗では、「え?いじめられたですって?あなたをいじめた相手を罵倒してやれば?そんな勇気はない?自分で直接罵るのはまずい?大丈夫!当店が全て解決します!」という広告まで出している。客の代わりに他人を罵倒し、代金を受け取るサービスは、他のサービスより高額だ。QQや微博(ミニブログ)上での文字による罵倒は5元(約85円)以上、電話による罵倒は1回につき20元(約340円)以上する。罵倒サービスが終了すると、サービスを行った証拠として、画像資料や録音資料が客に渡される。

この広告を出した店の店主は、「我々には、職業道徳がある。客に代わって第三者を罵るサービスでは、客はまず、罵りたい相手とその原因を店主に説明しなければならない。罵るだけの理由が見つからない、あるいは客の側に落ち度があると認められる場合は、店主はサービスを行うことを拒否することもある」と語った。

別の店の店主によると、この店では、「匿名代行サービス」を提供しているという。「匿名代行電話」には2種類ある。1つ目は、IP電話を使う方法で、発信先の電話番号を表示せずに済む。2番目は、政府部門を除く、全国の固定電話番号や携帯電話番号を任意に表示するやり方で、これら2種類では代金が異なる。

同店の店主は、「同じように、ショートメッセージでも  数千もの携帯電話番号を表示可能で、システムが無作為の番号を表示する。ショートメッセージの場合は、午前8時から午後8時まで、1件70字以内、70字以上になると追加料金が発生する。相手が受け取ると、店主が画像を客に提示する」と続けた。

北京大学社会学部、于長江(ユー・チャンジャン)教授の見解

どんなに完璧な人でも、マイナスの感情を抱く時もある。マイナスの感情に蓋をしてしまうことはできないし、それが蓄積し、ますます強まると、ついには爆発してしまう。罵倒サービスの登場は、若い人々の心理的な問題に関心を持ち、急ぎ対応策を必要とする社会の現状を反映している。

▼中国人民大学法学部、王宗玉(ワン・ゾンユー)教授の指摘

店が料金を受け取った後、客から罵倒される、あるいは第三者を罵倒するというという行為はいずれも、法律に違反している疑いがある。また、このような罵倒サービスは、不当な商業競争行為に当たることも考えられる。

罵倒サービスは、行われている最中に限度を超えているかどうかを把握することは困難だ。従って、客も店も、その時に訴えられる可能性がある。あまりにも度が過ぎている場合は、犯罪行為と判断されるだろう。これは、一方が望む・望まないの問題ではない。(提供/人民網日本語版・翻訳/ KM・編集/武藤)

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