外国人が“当たり屋詐欺被害”報道は誤報=実際は「無免許運転ではねた上、口汚くののしった」―北京市

Record China    2013年12月4日(水) 10時30分

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4日、北京青年報は、中国北京市で2日、スクーターを運転していた外国人男性が突然倒れた中年女性を助け起こしたところ、治療費を払わされたと報じられた事件で、実際は中年女性と接触していたことが分かったと伝えた。資料写真。

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2013年12月4日、北京青年報は、中国北京市で2日、スクーターを運転していた外国人男性が突然倒れた中年女性を助け起こしたところ、責任を押し付けられて治療費を払わされたと報じられた事故で、実際は外国人男性が走行中に中年女性と接触していたことが分かったと伝えた。

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3日の各メディアは以下のように報じた。「2日午前10時30分ごろ、北京市朝陽区の道路をスクーターで走行していた外国人男性の前に突然、中年女性が倒れ込み、驚いた外国人男性が中年女性を助け起そうとすると、『ぶつかって足をけがした。責任をとれ』と言いながら、外国人男性にしがみついた。身に覚えのない外国人男性は驚いて必死に否定したが、結局“治療費”として1800元(約3万円)を支払わされた」。また、中国のネット上でも中年女性に対する非難が集中した。

しかし、真相は全く違ったようである。現場付近で自動車修理業を営む目撃者によると、中年女性は外国人男性が運転するスクーターにはねられた。スクーターには外国人男性のほかに女性も乗っていたという。また、外国人男性は中国語で中年女性を口汚くののしっており、警察が駆けつけた途端に英語しか話さなくなったという。その後の警察の調べでは、外国人男性は無免許だったことも分かった。

事故に遭った中年女性は「私ははねられた。外国人の男性が逃げようとしたためにしがみついた」とし、ゆすりではないかとの批判については、「年金もあるし、家計も苦しくない。それっぽっちのお金のために人をゆすったりする理由はない」と話す。

また、外国人男性のスクーターに同乗していた交際相手は中年女性をはねたことは認めたものの、女性が2時間も現場で言い争いをしていたことや、病院での検査の結果、かすり傷程度だったことから「1800元(約3万円)も払わされたのは納得がいかない」としている。(翻訳・編集/北田

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