中国発大気汚染はすでに米西海岸に到達、世界的脅威に―米EPA長官

Record China    2013年12月4日(水) 12時44分

拡大

2日、米ラジオ局ボイスオブアメリカ中国語版サイトは記事「米環境保護局長官:中国の大気汚染は米国の脅威」を掲載した。3日から訪中している米環境保護局長官は環境保護分野での中国との協力を語った。写真は2013年10月、霧の長春。

(1 / 2 枚)

2013年12月2日、米ラジオ局ボイスオブアメリカ中国語版サイトは記事「米環境保護局長官:中国の大気汚染は米国の脅威」を掲載した。

その他の写真

米環境保護局(EPA)のジーナ・マッカーシー長官は2日、ワシントンで記者会見を開いた。翌日からの中国訪問に関する内容で、中国環境保護局と大気汚染対策について協議すると明かしている。マッカーシー長官は米中両国はともに意識しているが、中国には速やかなアクションが必要だ。中国の大気汚染問題は中国一国の問題ではなく、米国やその他の国の大気汚染にも影響を及ぼすとコメントした。

具体的には中国が排出した汚染物質が米国の西海岸まで到達していること、中国が排出した水銀が大気圏を汚染し、最終的に世界の畑や川に降り注いでいることなどを上げている。中国が抱える問題は極めて深刻だが、1960年代に汚染と戦った米国の経験が助けになると協力姿勢をアピールした。同時にマッカーシー長官は中国は原発などクリーンエネルギーの取り組みを進めているとその努力も認めている。

一方で米中の環境行政には大きな懸案もある。先日開かれた第19回国連気候変動枠組条約締結国会議(COP19)では、中国など途上国は先進国により大きな責任があると主張。一方、米国など先進国は途上国も相応の義務を負うべきだと反論している。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携