世界保健機関（WHO）はこのほど、新型コロナウイルスによる感染症の予防・抑制を行うとともに、「情報伝染病」の爆発を防止するよう警告を発しました。情報伝染病とは、真偽が定かではない大量の情報の伝達により、問題の解決を困難にさせることを指します。

　オックスフォード大学ロイター研究所は今年1月から3月までの間に情報が広がった225本の新型肺炎に関する情報を分析しました。これらはフェイクニュースあるいは誤解を招く内容が含まれると判断された情報です。その情報のうち88％がソーシャルネットワーク上で広がりました。

　メディアの専門家は、フェイクニュースなどがいつまでも読者や市場に不自由しないのは、捏造した人が常に大衆の関心にフォーカスしていることによると分析しています。

　国連のグテーレス事務総長はこのほど、「インターネットを通して事実と科学技術を伝え、人類の命を危険にさらす恐れのある誤った情報を撲滅するべきだ」と呼びかけました。（提供/CRI）