Record China 2013年12月3日(火) 6時50分
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28日、国際紙は「中国の影響力は限定的だ」と題した記事を掲載。経済的には成長しても、他国に対する影響力はあまり大きくないと指摘している。写真は中国誌の外交特集。
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2013年11月30日、環球時報によると、国際紙インターナショナル・ニューヨーク・タイムズは28日、「中国の影響力は限定的だ」と題した記事を掲載した。世界的に多くの人が今後中国は超大国として世界を統治する立場になっていくと考えているが、経済的には成長しても、他国に対する影響力はあまり大きくないとしている。
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中国は北朝鮮とカンボジア、ラオスに対してのみ影響力を持っているが、これらの国は中国が影響力を拡大するのを助けられるほどの存在ではない。中国が影響力を行使できそうな国にはパキスタンやミャンマーなどもあるが、パキスタンとはまだそれほど近づいておらず、ミャンマーは中国のもとから離れようとしている。他にも経済的、政治的影響力が及ぶ国はあるものの、多くは汚職が蔓延し、米国との関係が悪い国ばかりとなっている。
中国とロシアは利害が一致している面もあるが、同時に経済的、政治的な競争相手でもある。また、人口の少ないシベリアに多数の中国人が流入していることにロシアは不満を持っており、中露の完全な協力関係構築は実現が難しいとみられている。
かなりの期間を経ればドイツやブラジル、サウジアラビアなど貿易パートナー国に対して影響力を強め、政治的にも経済的にも直接的な利益がもたらされる可能性はある。しかし、こうした国々は何らかの理由で中国や米国など特定の国に依存する関係を持たないようにしている。インドネシアやタイ、ベトナムなどの新興国も中国との経済関係を深めていくと同時に、米国がアジアで中国をけん制することを望んでおり、中国には米国との超大国競争を行うだけの力はないと記事は指摘している。(翻訳・編集/岡田)
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