「一人っ子政策違反」チャン・イーモウ監督、批判に勝てず=計生局の調査受け入れ―中国

Record China    2013年12月1日(日) 10時6分

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29日、「一人っ子政策違反」で社会から非難を浴びていた中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督が、計画生育局の調査を受け入れ、関連資料を提出した。写真はチャン・イーモウ監督。

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2013年11月29日、「一人っ子政策違反」で社会から非難を浴びていた中国映画界の巨匠チャン・イーモウ(張芸謀)監督が、計画生育局の調査を受け入れ、関連資料を提出した。英BBC中国語版サイトが伝えた。

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北京五輪の開・閉会式プロデュースでも知られるチャン・イーモウ監督に、疑惑が浮上したのは今年5月のこと。映画監督への道を歩み始めている娘以外に、少なくとも6人の隠し子がいる、と中国メディア各社が報道。これが本当であれば、計画生育政策違反で罰金額は1億6000万元(約27億円)にもなる。今年5月、現夫人とされる女性の本籍地・江蘇省無錫市の計画生育局が調査をスタート。しかし半年に及ぶ調査にもかかわらず、結果は報告されないまま。お蔵入りの可能性も指摘されていた。

29日、無錫市浜湖区が中国版ツイッターの公式ページで、チャン監督の疑惑に対する情報を公式発表。監督が浜湖区計画生育局の調査を受け入れることになり、代理人を通じて関連資料を提出したことを明らかにした。新華社の報道によると、同局では「法律に則した調査を行い、処理結果は速やかに社会に向けて報告する」とコメントしている。

今回の騒動については、「有名人は特別待遇なのか?」と世間の不満と非難の声が高まっていた。今月26日には江蘇省の日刊紙・東方衛報の「尋ね人」欄に、チャン監督が登場する皮肉な騒ぎまで勃発。「張芸謀、男性、63歳、職業・映画監督、特徴は陝西なまり」と書かれ、雲隠れを決め込む監督への痛烈なメッセージとなった。騒動が注目されてから半年が過ぎ、今回はチャン監督が初めて具体的な動きを示したことに。世論に抗しきれず、やむなく姿を見せたとも言われている。(翻訳・編集/Mathilda

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