トランプ氏、WHOへの拠出金停止宣言=中国ネット「なんという責任転嫁」「いっそ国連も脱退すれば」

Record China    2020年4月15日(水) 10時20分

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米国のトランプ大統領は14日、ホワイトハウスで行った会見で、世界保健機関(WHO)への拠出金の停止を宣言した。写真はスイス ジュネーヴの世界保健機関本部。

米国トランプ大統領は14日、ホワイトハウスで行った会見で、世界保健機関(WHO)への拠出金の停止を宣言した。

同大統領は会見で、「WHOは基本的な義務を怠った。責任を取らなければならない」などとし、WHOの新型コロナウイルスへの対応を検証する間、拠出金を停止する考えを示した。また、同大統領はWHOへの拠出金の額にも言及し、WHOの姿勢を「中国寄り」と批判。「WHOの最大の過ちは中国からの渡航制限に反対したことだ」と指摘した。

同大統領の表明は中国でも大きな注目を集めており、速報を打った中国メディアの央視新聞は「トランプ氏は、WHOが(新型コロナウイルスについて)タイムリーに情報を共有せず、タイムリーに防疫政策の提言をせず、タイムリーにパンデミックを宣言しなかったことなどを批判している」と報じた。

中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の検索キーワードランキングでは、15日午前9時(日本時間)現在、「トランプ氏がWHOへの資金援助の一時停止を宣言」が1位になっている。

ネットユーザーからは、「なんという責任転嫁だ」「自らの不作為に目を向けずに責任を押し付けるとは…」「史上最低の米国大統領だ」「トランプ氏でなければ、ウイルス流行はもっと早く収まっていたのではないか」など、批判の声が上がった。

また、WHOについては「実際、WHOはこの期間とてもよくやっている。タイムリーに世界に警告を発し、各方面と協力している」と評価する声が多く、「WHOの公正さは米国の基準と合致しなかったということか」「これでWHOも米国に振り回されることがなくなるね」などと皮肉も寄せられている。

このほか、「米国はすぐにあちこちの組織から脱退したがるんだな」「いっそ国連も脱退すればいいのに」「そのうち地球からも出て行くのではないか」などとやゆする声も上がっている。(翻訳・編集/北田

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