東京都内で発熱を訴える男性を救急隊が病院に搬送しようとしたところ、新型コロナウイルスに感染している疑いがあるなどの理由で約40の病院から受け入れを断られ、搬送先が決まるまで1時間半ほどかかったという報道が、中国でも注目されている。

中国版ツイッターの微博（ウェイボー）で日本関連情報を主に発信しているアカウント「小野妹子学吐槽」は14日、テレビ朝日の報道内容を紹介し、「（受け入れを断ったのは）4の病院だと思ったが、よく見たら40だった」と驚きをつづった。

この報道は、毎日経済新聞や中国新聞社、梨視頻など中国の複数のメディアのウェイボーアカウントも紹介しており、中国のネットユーザーから「生活水準が高いとされる日本でこのようなことが起きるなんて驚き」「どおりで感染者数が少ないわけだ」「日本の医療機関では就職時に職業への忠誠を宣誓させないのか」などのコメントが寄せられていた。

また、「病院側が受け入れを断ったのは、院内感染を恐れてのことだと思うので、それなりに理解できる」「武漢も最初の頃はそうだった」「これもある意味、医療崩壊と言えるだろう」との声もあった。（翻訳・編集/柳川）