蘭江に廃材58トン廃棄の危機―浙江省

Record China    2007年5月15日(火) 11時35分

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浙江省を流れる蘭江で、1隻の廃船が解体作業中だ。しかし業者は解体で生じたゴミを回収せずに河に投げ捨てているため、付近の住民から解体反対の声が上がっている。

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浙江省を流れる蘭江で、1隻の廃船が解体作業中だ。しかし業者は解体で生じたゴミを回収せずに河に投げ捨てているため、付近の住民から解体反対の声が上がっている。

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解体中の船はかつての浚渫船。すでに老朽化が激しく、ほとんどゴミとして長期にわたり放置されていた。もはや自力で動くことすら出来ないという。これに目をつけたのが、解体業者。船の総重量60トンのうち、鉄筋が少なくとも2トンは含まれているという。現在は鉄相場では高騰しているため、十分な利益が見込まれるのだとか。そのため解体業者は1000元(約1万5000円)という破格の値段で船を買い上げた。***

船は自走できないため、現在の停泊地で解体するしかない。しかし60トンの船体のうち、2トンの鉄筋は業者が回収するとして残りの58トンはどうなるのか。船体は鉄筋以外には主にセメントで構成されているという。解体業者は売り物になる鉄筋以外は河に廃棄している状態。付近住民はこの状況を知り、業者に解体反対を訴えている。(翻訳/編集・KT)

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