2013年11月25日、台湾のアカデミー賞こと第50回金馬奨で、香港の女優マギー・チャン（張曼玉）が中国の女優チャン・ツィイー（章子怡）にトロフィー授与を拒んだのは、過去の不仲が原因か？と報道されている。新浪網が伝えた。

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今月23日に第50回金馬奨の授賞式が行われ、最優秀主演女優賞に輝いたのは映画「グランド・マスター」のチャン・ツィイーだった。金馬奨の親善大使を務めたマギー・チャンは、受賞が決まり登壇したツィイーとハグを交わした。ところが、プレゼンター役の俳優アンディ・ラウ（劉徳華）がマギーにトロフィーを渡そうとすると、彼女はこれを拒否。結局、アンディがツィイーにトロフィーを授与している。

マギーとツィイーの不仲説は、2002年の映画「HERO」にさかのぼる。当時、ツィイーがチャン・イーモウ（張芸謀）監督に自分の出演シーンを増やしてくれるよう要求し、これを聞いたマギーが不快に思った、というもの。2005年の米映画「SAYURI」ではマギーが出演辞退したため、ツィイーに世界の舞台で活躍するチャンスを与えるなど、2人のさまざまな因縁話が伝えられる。

今回の思いがけないアクシデントについて25日、アンディ自身が語っている。プレゼンターとしてトロフィーを渡すのは自分だったが、壇上で急に思い立ち、パフォーマンスのつもりでマギーに渡した。しかし、事前に何の申し合わせもしていなかったため、マギーを驚かせてしまった。アンディ自身が無意識のうちに起こしてしまった災難というわけだ。

アンディとマギーは受賞式会場で、並んで座り親しげに話す姿も見せている。アンディによると、話題はこの日の来場者のことなど他愛もないもの。ウォン・カーウァイ（王家衛）監督の1988年の映画「いますぐ抱きしめたい」での共演が印象的な2人だが、同作のリメイク話でも盛り上がったという。（翻訳・編集/Mathilda）