子供たちを守る!ネットパトロールの闘い―北京市

Record China    2007年5月14日(月) 19時15分

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現在、北京市では「正しいネット環境を築く」ためのキャンペーンが実施中、アダルト情報など1万件の不良サイトが消去されたという。このキャンペーンを担っているのが、ネットパトロールのボランティアたちだ。

現在、北京市では「正しいネット環境を築く」ためのキャンペーンが実施中、アダルト情報など1万件の不良サイトが消去されたという。このキャンペーンを担っているのが、ネットパトロールのボランティアたちだ。

北京インターネットメディア協会は2006年4月13日に「ネット監督業務のボランティアを募集」との小さな広告を出した。この広告になんと5000人もの応募者が集まった。応募者から200人のメンバーが選び出され、不良サイト摘発運動は始められた。***

メンバーの1人・ID「子供を救え」さんに話を聞いた。中学校教師の彼は、子供たちが不良サイトにはまり、時間を浪費していることに心を痛めていた。応募を見たとき、自らの力がネットの浄化に役立つなら、と何の迷いもなくボランティアに応募したのだという。ID「文明WEB」さんはパトロールボランティア用の掲示板に「ネットの不良情報の管理は、政府だけの責任ではない。私たち親が力を尽くさねば」と書き込んでいる。

選りすぐられたボランティアの士気は高いが、仕事は決して楽ではない。月に最低50件の不良サイトを摘発するノルマが定められており、成績下位のものは即座にサブメンバーと入れ替えになるのだという。しかしノルマをこなすために、職場で不良サイトにアクセスすれば、端から見ればただのさぼりにしか見えない。仕方なくボランティアたちは帰宅後、疲れた体にむち打って、不良サイトをチェックしているのだとか。次から次へと誕生する不良サイトとネットパトロールのボランティアとの消耗戦はまだまだ続きそうだ。(翻訳/編集・KT)

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