Record China 2020年3月27日(金) 14時40分
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27日、韓国・世界日報などによると、同国内の新型コロナウイルス感染拡大の中心地、大邱市の権泳臻市長が26日に突然失神し、病院に運ばれた。写真は大邱市。
2020年3月27日、韓国・世界日報などによると、同国内の新型コロナウイルス感染拡大の中心地、大邱(テグ)市の権泳臻(クォン・ヨンジン)市長が26日に突然失神し、病院に運ばれた。意識はあるという。記事は「1カ月以上も防疫などを指揮し、疲労が蓄積した状態だったことや、緊急生計資金対策をめぐり市議会の一部議員と衝突していたことが原因として挙げられる」と伝えている。
記事によると、権市長は26日、新型コロナウイルス感染症関連の予算案処理のため市議会の臨時会に出席した。1時間半にわたって続いた臨時会を終え、本会議場を出ていく途中にふらつき失神、救急搬送されたという。
権市長はこの日午前の記者会見で「体もほぼ限界状態になっている。30日ほど事務室の簡易ベッドで寝泊まりしているが、精神的にとても疲れた」などと話していたという。
病院側は権市長の容体について「疲労蓄積によるおう吐、めまい、低血圧などの症状があった」とし「当分の間、絶対安静が必要な状態だ」と強調。記事は「しばらく入院するものとみられる」と伝えている。
これに、韓国のネットユーザーからは、「1カ月以上、ろくに寝ることもできず、どれほどしんどかっただろうか」「苦労が多かったのだろう」「精神的にも肉体的にも苦しかったはず」「ストレスがたまっていたようだ。早く回復して公務を再開できることを願っている」「病院でゆっくり体を休めて」などと権市長を気遣うコメントが寄せられている。
また、「誰もが経験したことがない事態で100%完璧に処理することなんてできない」などと同情する声や、「大邱は今、韓国で一番厳しい現場」「大邱は今後も感染者が増えていくのかな?」などと、事態の深刻さをうかがわせるコメントも見られる。(翻訳・編集/関)
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