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17日、日本と中国がエビ争奪戦を展開しており、寿司・天ぷら用エビの価格が暴騰している。写真は日本料理。
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2013年11月17日、中国メディア・観察者によると、韓国のポータルサイト・NAVERは「日本と中国がエビ争奪戦、寿司・天ぷら用エビの価格が暴騰」と題した記事を掲載した。日本国内で流通しているホワイトエビ(バナメイエビ)の価格が1.8キロあたり2400〜2500円と1年前と比べて2倍。ブラックタイガーも同じく2倍近くになっているなど、日本でエビの価格が高騰している。
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ホワイトエビは安価で味も良く、高級料理に多く使われるクルマエビに代わる存在としてスーパーなどでも広く流通している。農林水産省によると、日本におけるエビの消費高は年間26万トンに上っているが、国内自給率は10%以下にとどまっている。エビは寿司や天ぷらなど日本の食卓に欠かせない存在だが、産地で早期死亡症候群(EMS)という伝染病が発生したことでホワイトエビは品薄となり、これに円安なども加わって輸入価格が高まり、小売価格も大幅に上昇した。
また、クリスマスや旧正月(春節)にエビの需要が高まることから米国と中国は夏以降各地でエビの買い付けを行っており、これも価格を高騰させる要因の1つとなっている。特に中国とのエビをめぐる競争が激しくなっており、日本の大手総合商社はエビの供給を満たすためベトナムなどの現地養殖・加工企業への投資を始めている。三井物産はタイやインドネシアのエビ養殖産業に参入し、丸紅もタイのエビ加工業者との提携を進めている。(翻訳・編集/岡田)
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