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11日、韓国の専門家は中国の三中全会に対して楽観的な見方を示し、韓国総合株価指数(KOSPI)が上昇する可能性があると指摘している。写真は人民大会堂。
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2013年11月11日、韓国メディア・亜洲経済によると、韓国株式の専門家は中国で9日から開催されている中国共産党第18期中央委員会第3回全体会議(三中全会)の成果に対して楽観的な見方を示し、その影響で韓国総合株価指数(KOSPI)が上昇する可能性があると指摘した。環球時報が伝えた。
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三中全会で都市化促進や民間企業の競争力引き上げ、金融改革など経済分野における改革推進の方向がとり決められるなど、新指導部による中国経済の安定と持続可能な成長モデルへの転換を促進する政策が進められていることについて、韓国の専門家は既得権益の改革に対する抵抗はあるが、政策の不確定性は大幅に引き下げられ、「穏中有進」(安定の中成長する)の流れが維持されていると評価している。
欧米諸国では中国経済のハードランディングの危険性が指摘されていたが、中国政府が経済成長の鈍化を認める姿勢を強調し、最低ライン7%の経済成長を示すとともに、第3四半期に成長率が7.5%に回復したことで不安視する見方が解消されたとみられており、韓国産業研究院の専門家は、中国政府は十分な力量と改革と成長を促進させる姿勢を常に示していると指摘している。
三中全会に先立ち、中国国務院発展研究センターは「383方案」(三位一体の改革構想、8つの改革重点分野、3つの関連改革方案)を発表し、新たな改革の基本構想と実施案が示されている。これについて、韓国NH農協証券投資部門の専門家は韓国の株式市場にも好影響を与えると指摘。文化、エネルギー、電気自動車、健康、食品、児童用品などの分野を中心に中国の政策の恩恵を受ける可能性が高いとしている。
また、SMエンターテインメントやCJグループなどの芸能関連会社も中国の政策の恩恵対象になる可能性や、中国政府が環境保護や産業アップグレードの政策を打ち出せばOCI、韓華化学などのエネルギー株も価格が上長する可能性があると指摘されている。(翻訳・編集/岡田)
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