このほどディズニー実写映画「ムーラン」（花木蘭）のワールドプレミアに華やかに登場した主演女優リウ・イーフェイ（劉亦菲）。映画の評判によって近年のハリウッドで最も成功した中国出身女優になると中国メディアが報じている。

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1998年のディズニーアニメを実写化した「ムーラン」は、重病の父に代わり男として出征し、北方から侵略する異民族と戦う少女・ムーラン（花木蘭）の愛と活躍を描いている。今月9日（現地時間）、米ロサンゼルスで行われたワールドプレミアでは、主演のリウ・イーフェイが華やかなドレス姿で登場して脚光を浴びた。

「ムーラン」はリウ・イーフェイにとって、初めて本格的に出演したハリウッド映画となる。子供の頃に米国で生活していたこともあり、流ちょうな英語を話すリウ・イーフェイには言葉の障害がないことから、「ムーラン」以降もハリウッドでの活躍が期待されている。

ニュースサイトの新浪（SINA）では、過去にハリウッドへ進出した中国の女優たちとリウ・イーフェイを比較。これまでに最も成功しているのはコン・リー（鞏俐）とチャン・ツィイー（章子怡）だが、2人が苦労して地位を築き上げたのに比べて、リウ・イーフェイはいきなり投資額2億ドル（約210億円）の超大作に抜てきされ、しかもヒロインを演じている。なお、チャン・ツィイーも映画「SAYURI」でヒロインを演じたが投資額は「ムーラン」に遠く及ばない。

このほか、ファン・ビンビン（范冰冰）は「X−MEN：フューチャー＆パスト」に続き最新作「355」に出演、ジン・ティエン（景甜）は「キングコング： 髑髏島の巨神」に出演しているが、リウ・イーフェイがつかんだディズニー実写版ヒロインというインパクトには届かない。

新型コロナウイルスの感染が世界規模で拡大する中、最も重要な市場とされる中国では公開延期となり、出だしから痛手を被ってしまった「ムーラン」だが、もし興行的に成功した場合、リウ・イーフェイが近年ハリウッドに進出した中国出身女優で「最も成功を収めた存在になる」と新浪では報じている。（Mathilda）