“官僚の腐敗を助長”?!反汚職活動のトバッチリ恐れる北京のゴルフ場―英メディア

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2日、北京市郊外にある6カ所のゴルフ場が閉鎖されるかもしれない。会員制ゴルフ場が官僚の汚職を助長しているためだ。

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2013年11月2日、中国紙・参考消息によると、英タイムズ紙(電子版)はこのほど、中国の首都・北京市郊外にある6カ所のゴルフ場が閉鎖されるかもしれないと報じた。目的は土地の汚染防止や水資源のためだけでなく、会員制ゴルフ場が官僚の汚職を助長しているためだという。

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北京市政府の計画ではゴルフ場を閉鎖する目的は明言されていないが、2カ所のゴルフ場は首都に飲用水を供給する重要な水源である密雲ダムから数キロの場所に位置しており、ゴルフ場の管理に使用される大量の殺虫剤や化学薬品が水源に悪影響を及ぼすことが懸念されている。周辺住民は、農業に必要な井戸は涸れる寸前なのにゴルフ場には芝生が生い茂っていると不満を口にしている。

中国には現在ゴルフ場が640カ所存在しているが、汚職の舞台として取り締まりの対象となりつつある。官僚がゴルフ場のVIPカードを政府に提出すればゴルフ場も徹底的な取り調べを受けることになるため、ゴルフ場経営者は中国共産党の進める反汚職活動に戦々恐々としている。

中国ではゴルフ産業はここ10年間急速な成長を続けており、中には慢性的な水不足に陥っているような地域にまでゴルフ場が建設されているが、ゴルフ会員権の相場は現在初の値下がりを見せている。

しかし、密雲ダムにほど近い場所にあるゴルフ場の責任者は、まだ営業一時停止の通達は受けていないと話している。(翻訳・編集/岡田)



   

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