2013年11月3日、中国中央電視台（CCTV）国際チャンネルの番組「中国新聞」は、天安門車両突入事件についてCNNが悪意の報道を流したと批判した。

【その他の写真】

10月31日、CNNはサイトに記事「天安門車両衝突：テロリズムか、それとも絶望の叫びか」を掲載した。これが「テロリスト」に同情的な内容だと中国官制メディアの批判を浴びている。

「10月28日の天安門車両突入事件について、国内外のメディアはテロリストの犯罪を批判している。しかし米CNNはテロリストは同情すべき対象だと報道、中国ネットユーザーの怒りを買っている」と司会者は紹介。その後、ネットユーザーのコメントを紹介した。

「もし世界貿易センタービルに車が突入したのならば、おまえら（米国人）は民主主義と自由を損なうテロ行為だと言うだろう。ところが中国で事件が起きると当然の事態だという。不誠実すぎるにもほどがある。」

「どうやら米国人は自分が被害にあった時にだけ『テロ行為』というようだ。」

「なぜCNNはテロを批判するどころか、テロリストのために弁明しているのか。中国人としてひどい記事と思う。」

「自分の身の回りの話をするならば、ウイグル人はみんな友好的だ。そうした大多数のウイグル人を見ることなく、ごく少数だけに焦点を当てるなんて。中国の衰退を願っていることのあらわれだ。」（翻訳・編集/KT）