中国、死刑囚の臓器移植を来年から禁止へ―英メディア

Record China    2013年11月3日(日) 22時10分

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2日、中国衛生省元次官の黄潔夫氏は、処刑された死刑囚の臓器使用を来年から禁じる新政策がまもなく実施される見通しだと語った。写真は中国の刑務所。

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2013年11月2日、英BBC中国語版サイトはロイターの記事を引用し、中国当局は処刑された死刑囚の臓器使用を来年から禁じる新政策をまもなく実施する見通しだと伝えた。

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中国衛生省元次官の黄潔夫(ホアン・ジエフー)氏によると、関連する政策の詳細な内容が2日に発表される。

中国は長期にわたって死刑囚の臓器を組織的に使用しており、国際社会から常に厳しい批判を受けてきた。さらに人権団体アムネスティは、死刑囚の臓器が遺族の同意なしに摘出されていると非難しているが、中国側はこの指摘を否定している。

中国は今年2月に25の省と直轄市で、試験的に臓器提供者(ドナー)登録を開始。臓器移植手術の実施が許可されたすべての病院において、ドナーから提供された臓器以外の使用が禁じられた。同時に新しく設立された全国臓器提供システムによって臓器配分が行われることに。

黄潔夫氏は、今年2月の試行以来、中国国内のドナーによる臓器移植手術は増加しており、11年の245件だった手術が、今年は7カ月間で900件を超えたと説明。しかし、臓器移植を必要とする患者は中国で年間約30万人いるとされ、そのなかで実際に移植手術を受けられるのは約30人に1人の確率だという。中国の臓器不足は極めて深刻な状態にあり、臓器売買のヤミ取引が盛んに行われている。(翻訳・編集/本郷)

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