中国首脳も注目の天安門車両突進=共産党関連紙は庶民に「平常心」を呼びかけ―米華字メディア

Record China    2013年10月30日(水) 17時20分

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29日、中国・北京市の天安門前で起きた車両の突進騒動に、当局は中国国内のメディア及びニュースサイトの報道を規制。党機関紙・人民日報の傘下、環球時報は報道で、「民衆は平常心で事件を見守るべき」だと主張。写真は北京市の人民大会堂。

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2013年10月29日、中国・北京市の天安門前で起きた車両の突進騒動に、中国共産党指導陣が注目している。米華字ニュースサイト・多維新聞が伝えた。

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28日正午ごろ、天安門前の路上で1台の自動車が通行人に突進。車は金水橋の柵に激突し、出火後に爆発。これにより5人が死亡し、日本人男性1人を含む38人が負傷した。

騒動が発生した当時、習近平(シー・ジンピン)国家主席や李克強(リー・カーチアン)首相を含む中央政治局常務委員7人は、現場すぐ近くの人民大会堂で開かれた会議に出席していた。騒動に関して中国メディアも注目したが、当局は中国国内のメディア及びニュースサイトの報道を規制。これらの報道機関は、国営メディアである新華社通信の記事を引用することしか許可されていない。

中国共産党機関紙・人民日報の傘下である環球時報は報道が許可されているが、報道は当局寄りの内容となっている。同メディアは「事件には奇妙な点があるが、民衆は平常心で事件を見守るべき」だと主張し、「天安門広場の警備をいくら強化しても、アクシデントを完全に防ぐことはできない。テロリストとの関連性はまだわかっていないが、テロリストや社会に報復心を抱く者は常に裏をかこうと躍起になっている」と報道した。(翻訳・編集/内山

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