2020年3月10日、韓国・ニューシスは、日本の医療専門家が、新型コロナウイルスをめぐる日本政府の対応について、積極的にウイルス検査を進めている韓国と比較して批判したと報じた。

記事によると、医療ガバナンス研究所（東京）の上昌広理事長は、同日開かれた参議院予算委員会の公聴会に出席し、「コリア（韓国）を見てほしい。感染者がものすごく多いが、致死率（死亡率）はあまり高くない」と指摘。韓国の新型コロナ対応について「世界で1国（韓国）だけが特別だ。極めて多くの遺伝子検査をしている」と述べたという。その上で「病気の姿を、正直に社会と共有することだ」と強調。日本国内では検査が十分に行われていないとして、日本政府の対応を批判したという。記事は「日本は検査を少なくして、感染者数を意図的に抑えているという指摘だと解釈される」と伝えている。

これに、韓国のネットユーザーからは、「世界が認めた韓国の防疫」「韓国が特別なのは間違いない」「韓国の国民の1人として誇らしく思う」などと、喜びのコメントが寄せられている。

また、「韓国政府は（新型コロナ対応を）良くやっている。ありがたいと思っているし、信頼している」「これはまさに韓国の現政府のリーダーシップが成し遂げた結果だ」「韓国政府は今、全ての状況を正確に明らかにし、最善を尽くしている」「対応に当たっている全ての医療スタッフと公務員たちに感謝する」「文在寅（ムン・ジェイン）大統領、ありがとう」などと、韓国政府の対応を評価する声も上がっている。（翻訳・編集/関）