再生可能なクリーンエネルギー・バイオガスの普及が進む

中国では急ピッチでバイオガスの普及が進められている。2010年には全国の農民の30％はバイオガスを利用するという目標を立てている。

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2007年5月8日、甘粛省甘南洲の農民宅に、バイオガスの供給が始まった。これまで調理には炭団を使っていたので、ガスの供給で便利になると大喜びしていた。***

バイオガスとは、生ゴミや家畜の糞尿などを発酵させて作られる可燃性ガス。中国では、再生可能なクリーンエネルギーとして大々的な普及計画が進められている。先頃、農業部が発表した「全国農村バイオガスプロジェクト建設計画　2006〜2010」によると、2010年には全国の農民の30％、4000万戸に供給される予定。バイオガスの生産施設も4700か所の建設が予定されている。これはガス原料の供給地である家畜養殖場の39％をカバーする数だ。

すでに2003年から2006年までの間に、中国政府は55億元（約830億円）を投資し、4万8000村573万戸にバイオガスのインフラを整備した。政府投資分もあわせ、2006年末には全国で2260万戸がバイオガスを利用している。（翻訳/編集・KT）