韓国、AIと顔識別システムを利用してコロナ感染者の追跡を計画―中国メディア

Record Korea    2021年12月16日(木) 6時20分

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14日、中国新聞網は、人工知能(AI)と顔識別システムを利用し、1万台以上の監視カメラで新型コロナの感染者の行動を追跡する韓国政府の計画を伝えた。写真はソウル。

2021年12月14日、中国メディアの中国新聞網は、韓国政府が国内向けに人工知能(AI)と顔識別システムを利用し、1万台以上の監視カメラで新型コロナウイルスの感染者の行動を追跡する計画を立てており、一部の議員からプライバシーの侵害を懸念する声が上がっていることを伝えた。

記事が引用した韓国富川(プチョン)市の職員の話によると、この計画は2022年1月から韓国政府の資金援助を受けて試験的に実行される予定で、1万台以上の監視カメラの映像をAIによる計算と顔識別技術で分析し、新型コロナウイルスの感染者や濃厚接触者の行動、マスク着用の有無などを追跡調査するものだという。

この追跡システムの運用により、マンパワーと調査時間の大幅な節約が期待されるという。一部の議員は韓国政府が保持した顔識別のデータを感染者追跡以外の用途に利用するのではないかと懸念を示しているが、韓国疾病管理庁は「感染症予防・管理法の範囲内で、顔識別技術を使用するのは合法」との認識を示しているほか、「追跡対象以外の顔にはモザイクをかける」という。

記事は最後に、韓国の中央防疫対策本部が11月第4週(11月28日~12月4日)から12月第2週(5~11日)の3週連続で、韓国全土でのコロナ流行の危険度を最高段階の「非常に高い」と評価していることや、14日午前0時現在の速報で、感染者数が前日から5567人増え、累計52万8652人になったこと、1日当たりの死者が94人で過去最多を更新したことを紹介し、「韓国国内の新型コロナウイルス流行の危険度が高まっている」と伝えた。(翻訳・編集/原邦之

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