2013年10月18日、香港紙・アップルデイリーは記事「円明園でゴージャス成人式を開催、高校生の式典が国辱に」を掲載した。

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清代の離宮・円明園。1860年、第2次アヘン戦争の際、北京にまで攻め込んだ英仏連合軍により略奪され破壊された。

16日、その円明園で北京101中学の高校3年生600人が集まり、成人式を行った。同校は習近平（シー・ジンピン）国家主席をはじめ、中国共産党高官の子息が通った名門校として知られる。式典では革命歌が流れるなか、代表が五星紅旗を手に入場。「私たちの青春を麗しい中華の建設にささげます」と誓った。その後、花で飾られた「成人の門」をくぐった。式典後、広場でダンスパーティーも開催された。

問題となったのは生徒たちの服装。制服であるジャージ姿で参加した生徒も多かったが、ハイヒールにドレス、ファーのマフラーといったオシャレをきめてくる女生徒も。スーツ姿の男子生徒もいて、写真を見たネットユーザーからは「社交界にでもデビューするつもりか」との酷評も。また漢代の衣装を復元した漢服姿の生徒もいたが、まるで日本アニメのコスプレだとこきおろされた。

外国に蹂躙された中国近代史の象徴である円明園で、オシャレすぎる格好をきめたことがネットユーザーの神経を逆なでしたようだ。「なぜ円明園で成人式を？国辱を見せびらかしたいのか」「日本人は広島の原爆死没者慰霊碑前でこんな格好をするだろうか、真珠湾で米国人がこんな格好をするだろうか？これは教育の問題だ」と激高した書き込みもあった。（翻訳・編集/KT）