10日（現地時間9日）に行われた第92回アカデミー賞の発表と授賞式で、昨年急逝した台湾の俳優ゴッドフリー・ガオ（高以翔）が追悼コーナーで紹介された。

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アカデミー賞の授賞式では毎年、過去1年間に他界した映画人をしのぶ追悼コーナー「in memoriam」が設けられている。今年は18歳の女性歌手ビリー・アイリッシュが歌う「Yesterday」をバックに、故人の写真を集めた映像が流され、最初に登場したのはNBAの元スター選手で、先月末にヘリコプターの墜落事故で他界したコービー・ブライアント。さらに昨年11月に急逝したゴッドフリー・ガオが紹介されると、台湾ではSNS上に追悼の声が沸き起こった。

ゴッドフリー・ガオは昨年11月27日、中国でバラエティー番組の撮影中に倒れて35歳の若さで急逝。TC Candlerが毎年発表する「世界で最も美しい顔100人」の常連としても知られ、2011年には中華系モデルでは初めてルイ・ヴィトン社に起用された。2013年には米映画「シャドウハンター」 (The Mortal Instruments：City of Bones)にも出演している。

なお、日本からは昨年5月に他界した女優の京マチ子が紹介された。溝口健二監督の「雨月物語」、黒澤明監督の「羅生門」など、海外の映画祭で高い評価を受けた作品に出演。国際的に名声を得た日本人女優として、海外でも多くの人々に記憶されている。（Mathilda）