2013年10月11日午後、中国安徽省安慶市の海事法執行担当者が長江を巡航していたところ、体重約400キロの野生のカラチョウザメを発見したが、残念ながらすでに死んでいた。15日付で安徽商報が伝えた。

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発見されたカラチョウザメはメスで、長江の安慶流域でこれまでに見つかった中では最大のもの。年齢は約20歳で、体長2．9メートル。青壮年期の個体で、腹からは大量の卵が見つかった。専門家の分析によれば、回遊中に電気の流れている鉄条網にひっかかったか、病気により死んだものとみられる。

カラチョウザメは長江の固有種で、絶滅危惧種に指定されており、中国でも国家一級保護動物に指定されている。カラチョウザメは今から2億3000万年前の三畳紀初期から生息しており、魚類や脊椎動物の進化を研究する上でも貴重な資料となるため、「生きた化石」と呼ばれている。(翻訳・編集/碧海)