返還10周年式典に中国2トップ出席―香港メディア

中国に返還されて今年10周年を迎える香港ではさまざまな祝賀行事が計画されているが、2007年5月6日香港メディアは、中国の最高指導者が2人揃って香港を訪問することになるだろう、と伝えた。中央政府は今回の記念式典を97年の返還と同レベルで祝賀する意向だという。胡錦涛（フー・ジンタオ）国家主席の訪問はすでに決定しており、胡主席は03年の就任以来、初めての香港訪問となる。あと一人が温家宝（ウェン・ジアバオ）首相になるのか、香港マカオ主管の曽慶紅（ツン・チンホン）国家副主席となるのかは未定だという。

【その他の写真】

予定では6月28日に香港入りし7月1日に新行政長官と特区人員の就任式に出席、4日間滞在するという。***

警備上の配慮から、国家の最高指導者二人が同席することはほとんどない。97年の返還式典では、英国側からはチャールズ皇太子とブレア首相が出席し、中国側からは当時の江澤民国家主席と李鵬首相が出席している。（翻訳編集・WF）