2013年10月14日、人民日報（電子版）によると、韓国警察庁はこのほど発表した資料で「韓国のバス・タクシーの運転手のうち、1日当たり10人近くが乗客に殴られる被害にあっている」と発表した。

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韓国・聯合ニュースによると、韓国で11年初めから今年7月までに、運転手が乗客に殴られる事件は警察が立件したケースだけで全国で9042件、1日当たり9．6件発生。年間3500件以上に達している。地域別ではソウルが最も多く3287件、次いで京畿道1850件、釜山878件、大邱640件、仁川457件だった。

今年5月には慶尚北道安東市で、酒に寄った乗客が路線バスの運転手に絡んで暴行。バスはコントロールを失ってガードレールに衝突し、乗客11人がけがをした。仁川市では8月、Uターンを強要した乗客が断られて逆上。運転手を殴る事件があった。

韓国の国内法によると、運転中の運転手に暴行した場合、5年以下の懲役もしくは2000万ウォン（約180万円）以下の罰金が科せられる。（翻訳・編集/AA）