「遺言〜原発さえなければ〜」が公開=被災者に密着した800日間―山形国際ドキュメンタリー映画祭

Record China    2013年10月10日(木) 11時42分

拡大

10日、「遺言〜原発さえなければ〜」が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013に出品され、今月11日から山形美術館1で上映される。写真はパンフレット。

(1 / 11 枚)

2013年10月10日、豊田直巳と野田雅也の共同監督、安岡卓治の編集で制作された「遺言〜原発さえなければ〜」が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013に出品され、今月11日午後3時から山形美術館1で上映される。

その他の写真

「遺言〜原発さえなければ〜」は、震災翌日から福島第一原発事故の取材に入り、被災者に800日間密着したドキュメンタリー作品。白煙を上げ続ける福島第一原発。汚染地域に取り残された住民。見えない敵は放射能だけではなかった。そこには隠蔽と欺瞞に覆われた日本社会の構造が浮かび上がる。

250時間の映像を3時間45分にまとめ上げ、2部全5章で描かれる。酪農家、農家の人々を丹念に追いながら、苦しみの中で気づいた家族、仲間、奪われた故郷への愛、そして守るべきものが何なのかを問う。

豊田直巳(取材・撮影・共同監督)

フォトジャーナリスト。イラクやパレスチナなどの紛争地を巡り、人々にとっての「戦争と平和」を写真や映像で報道。2003年、平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞。

野田雅也(取材・撮影・共同監督)

フォトジャーナリスト。チベットをはじめアジアの紛争や災害現場を取材。現在は福島や岩手県大槌町の造船所を取材。上野彦馬賞の部門・毎日新聞社賞、DAYS JAPAN国際ジャーナリズム大賞の特別賞など受賞多数。

安岡卓治(編集)

日本映画大学教授。映画プロデューサー。原一男監督「ゆきゆきて、神軍」(1988)の助監督を経て、園子温らのインディーズ映画を数多くプロデュース。森達也監督「A」(1998)、「A2」では製作・撮影・編集を務め、山形国際ドキュメンタリー映画祭特別賞・市民賞を受賞。

「遺言〜原発さえなければ〜」は10月11日(金)午後3時から山形美術館1にて公開。チケットはチケットぴあ、セブンイレブン、サークルK・サンクスなどで発売中。(編集/武藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携