2013年10月7日、韓国・ソウルの仁川空港の出国フロアには、韓国の伝統文化を無料で体験できる文化施設があり、出国する人々は搭乗時間まで充実した時間が過ごせるようになっている。新華社が伝えた。

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国慶節の大型連休を利用し、同社記者は家族とともに海外旅行に出かけた。韓国の仁川空港で航空便の乗り継ぎをしなければならず、搭乗待ちで退屈な時間を過ごす覚悟をしていた。しかし、実際には非常に有意義な2時間半を過ごした。

乗継便の搭乗口のロビーに到着すると、韓国の民族音楽が流れるなか、古代宮廷衣装に身を包んだ女性たちが近づいてきた。その場にいた乗客たちはパフォーマンスに釘づけになった。これは韓国政府が推進する韓国伝統民族文化宣伝活動の1つで、韓国の古代文化を直接人々に理解してもらうのが目的。韓流ドラマのなかで見た光景が目の前に現れ、私はとても感動した。

その近くには韓国伝統文化体験館があり、民族音楽の鑑賞や伝統工芸品の制作体験が無料で楽しめる。こうした施設が出国フロアに3〜4カ所あり、乗客は搭乗を待つ間に韓国の伝統文化に触れることができる。自国の伝統文化の普及は「どうやって人々の関心を引き起こすか」から「どうやって人々に近づいていくか」を考えていく必要がある。韓国のこうした「すき間利用」の文化推進活動をわれわれも見習うべきではないだろうか。（翻訳・編集/本郷）