Record China 2013年10月9日(水) 5時40分
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10月、日本酒を世界にもっと広めようと、「日本酒の夕べ」が東京・有楽町の日本外国特派員協会で開催され、多数の外国人記者が日本酒の奥深い味に魅了された。写真は会の模様。
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2013年10月、日本酒を世界にもっと広めようと、「日本酒の夕べ」が東京・有楽町の日本外国特派員協会で開催され、多数の外国人記者が日本酒の奥深い味に魅了された。
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この会の冒頭、日本酒きき酒師で「世界に誇る『国酒』日本酒」の著者、友田晶子さんが「高度な伝統的技術によってつくられた日本酒はアミノ酸も多く健康に良い。すべての料理と同調し第3の味を生み出すマリアージュ体験もできる。料理の邪魔をせず引き立てる奥ゆかしさと包容力も持っている」と日本酒の効用を説明。酒造蔵を代表して加藤吉平商店(梵醸造元)・加藤団秀代表らが「心に響く感動の日本酒を世界にお届けしたい」とあいさつした。
この後、詰めかけた約80人の外国人記者に、山田錦純米吟醸「浦霞」や特選純米大吟醸「梵」など銘酒がふるまわれ、記者たちの多くが「いい日本酒は白ワインの最高級品に匹敵する」「コメなので健康に良さそう」などと堪能していた。
日本酒のファンは、すしやすき焼きなど日本食文化の浸透を背景に東アジアを中心に世界各国で増えている。人口減少と若年層の「高濃度アルコール」離れによる国内の不振を尻目に、輸出量は右肩上がり。2002年に7500キロリットルだった日本酒の輸出量は2012年には1万4131キロリットルと倍増した。今年7月には昨年同月に比べ金額ベースで3割も伸びた。米国、韓国、台湾、香港、中国が上位5位を占めている。加藤代表によると「今後、特に中国の富裕層の需要増大が期待できる」という。
来日して酒蔵を回ったり、きき酒師の資格を取ったりする熱烈な日本酒ファンの外国人もいるという。酒造会社の多くが輸出に力を入れ、「外国人の日本酒人気を国内にもつなげたい」としている。(取材・編集/HY)
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